天地龍人コラム
〈2010年春〉
世界最大の魚市場、築地には約800社の仲卸がひしめきあい、世界中から最上級の素材が送られてくる。鮪であれば味、色、脂の質、脂の散り方、身質、全てにおいて最高峰のものが築地市場に集まってくる。それは最高価格が出せる市場であるからである。高級レストラン、老舗料亭の仕入人は品質に目を凝らし、最高の料理が出せるように、そのプライドを剥き出しにして素材探しをする。東京という大都市の凄まじいまでの購買力を築地が満たしているのである。
では、築地に行ったら世界一の寿司が食べられるか、と聞かれれば「ノー」と答えざるを得ない。究極の寿司を食べたいと思ったら、残念ながら銀座、赤坂、六本木辺りに行かねばならないのである。一般客が多い築地では最高級素材をなかなか仕入れられないのが現状であろう。魚市場として築地は大きな存在ではあるが、魚を食べる場所ということになると後塵を拝してしまう。
妥当な品質の魚を割安な価格でふんだんに食べられるのが築地だと考えれば良いのである。
〈2010年春〉
世界最大の魚市場、築地には約800社の仲卸がひしめきあい、世界中から最上級の素材が送られてくる。鮪であれば味、色、脂の質、脂の散り方、身質、全てにおいて最高峰のものが築地市場に集まってくる。それは最高価格が出せる市場であるからである。高級レストラン、老舗料亭の仕入人は品質に目を凝らし、最高の料理が出せるように、そのプライドを剥き出しにして素材探しをする。東京という大都市の凄まじいまでの購買力を築地が満たしているのである。
では、築地に行ったら世界一の寿司が食べられるか、と聞かれれば「ノー」と答えざるを得ない。究極の寿司を食べたいと思ったら、残念ながら銀座、赤坂、六本木辺りに行かねばならないのである。一般客が多い築地では最高級素材をなかなか仕入れられないのが現状であろう。魚市場として築地は大きな存在ではあるが、魚を食べる場所ということになると後塵を拝してしまう。
妥当な品質の魚を割安な価格でふんだんに食べられるのが築地だと考えれば良いのである。
