フレンチ 2007

ジャック・ボリー氏から新しいシェフに代わった後も引き続き評価が高いが、私としてはその評価に違和感を禁じ得ない。ゴージャスな玄関から大理石の階段を上り、メインダイニングに通されるその瞬間がワクワクさせてくれることに変わりないが、料理の味に根本的な魅力がない。料理の盛付けは美しく、以前よりも先鋭的な印象を与え、大きな期待感を抱かせてくれたが、食べてみるとジャック・ボリー氏のものとは違った。ソースのコク、食材のバランス、食後感など微妙な違いを感じ、やはり前のロオジェは凄かったと改めて確認した。